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ゆぐどらぐらし

世界樹の迷宮2のプレイ日記のようなキャラ日記

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ノダの日記 第21回

◆天牛ノ月 6日party059.gif


番号42(モリーノ)、45(さくら)、64(たま)、33(モモ)
今日、ついに15Fの探索を始めた。
だけど、通路の真ん中にでかい水溜りがあってなー。
しっかり凍ってればいつものようにツルツル滑っていけるんだけど、足を乗せるとちょっと不安なくらい。
かといって飛び越すにはでかくて、どうしたもんかと検討した結果、夜にもう一度くることに。
気温が下がれば氷が厚くなって乗れるかもしれないからな。
うかつに飛び乗ってこの前のモモたんみたいになったらえらいことだし。

で、夜まではどうするのかっていうと先日頼まれてたクエストを思いだしたのでそれを。
この樹海に石切り場があるからそこから石材を運んで欲しいってのだったな。
どう考えても冒険者のする仕事じゃないんだけど、やっぱ樹海に入って何かするにはリスクが伴うから頼めるもんは頼んじまおうってことなんだろうなあ。護衛雇うなら運ぶのまでさせちゃったほうがいいもんな。
で、3Fと5Fの石切り場から石材(これがまたデカい)を運ぶ。
……全部たまちゃんにやってもらったよ!だってあんなの運んだら絶対夜の探索に支障でるよ!
ちなみにたまちゃんはひょいひょい運んでた。初めて怖いと思ったぞアイツを。
言葉通じるとはいえあの巨大な獣とほのぼのできるなんてクジョーはすごいな……

そんで夜出発する前に街で話を聞いたんだけど、どうやら俺らを追い越して15Fを探索してる連中が次々と魔物に襲われているらしい。
いや、話をよく聞いて、事情を知ってるとそれは違うとわかる。冒険者に襲いかかる女の魔物と銃を持った魔物……思い当たる人がいないってことは彼女らはおそらくベオウルフのように公宮やギルドに積極的に貢献するタイプじゃなかったんだろう。

夜の15Fに行く。
朝通れなかった水溜りもきちんと凍っていて進める。
行きついた部屋。
間違いなくいる。後数十歩進めば襲い掛かってくるだろう。そして負ければ、殺されるかは定かじゃないが……二度と世界樹に登ろうと思わなくなるようにされるだろうな。そういう殺気を感じる。
とにかく近づくものを殺すという魔物のそれじゃない。確固たる意思を感じる殺気。
あんな殺気を放つ「人間」と、俺らと同じ「冒険者」と、俺らよりずっと経験豊富な「先輩」と。
俺らは戦えるのか?戦っていいのか?

今日は答えが出ない。宿に戻った。
おそらく彼女らは何日でもあそこにいるだろう。誰もあれ以上進もうと思わなくなるまで。

◆天牛ノ月7日party060.gif


番号:22(マミヤ)、55(アーシャ)、66(たま)、63(ノージ)
今日も15Fを熊のようにうろうろ。
って書くとたまちゃんに失礼かな。よくそういう表現するけどうちのたまちゃんは全然うろうろなんかしないもんな。大体クジョーに寄り添っておとなしくしてるか戦闘でハッスルしてるかだから。
あー、でもクジョーが一緒にいない探索のときは少しそわそわしてるかもしれない。
結局たまちゃんの言葉が分かるのってクジョーだけなんで教えてもらえないと思うけど、たまちゃんはクジョーをなんだと思ってんだろうな。仲間?飼育員?兄弟?まさか恋……たまちゃんオスだったっけ。

そうそう、今日は雪に埋もれてえらいことになってる衛士の人を救助したりしたんだぜ!
前の俺らじゃないけど、雪ってちょっとだと冷たくて軽いなーってイメージなんだけど大量になるとものすごい重くて寒くて怖いもんなー。この国もあんまり雪が降ることはないみたいだから衛士の人も大変だろうになー……

えーと、例の、エスバットの話だが、決心がつかない。
甘ったれてるってのは分かってる。
でも訓練じゃなく人と戦うなんて俺はどうしていいかわからないんだ。
そもそも、彼女らがなんであんなにも頑なに先に進ませまいとしてるのかが分からない以上、それを力づくで否定していいのかもわからない。相手に明確な意思があるなら俺はそれを無視して進むなんて出来ない。
まあ、勝てる前提で話すこと自体おかしいのかもしれないけど。
誰かきっかけをくれよ……甘ったれてるのは分かってる。


◆天牛ノ月8日party061.gif


番号:62(ノージ)、35(コーエン)、56(アーシャ)、46(さくら)
昨日の夜、ノー爺に言われたことをずっとベッドの中で考えていた。
そして今日、朝のミーティングでサイコロを振り、ノー爺が出たので、決めた。
「エスバットと対決する」
そう言った俺を見る皆の視線が次の言葉を待っているのが分かった。
でも、俺は多くを説明しなかった。俺は納得、いや、納得は今でもしていないけど決めたんだ。
もちろんノー爺の言葉もあったけど、自分で決めたんだと思う。
だから皆にも決めて欲しかった。ちょっと自分勝手だけど、説得するってのは違う気がしたんだよな。
「先輩が全力で俺らを止めようとしているなんて光栄じゃないか。俺らも全力で乗り越えてこそ、冒険者ってもんだろ?」
そう言ってミーティングを締めくくった。

相変わらず昼の間は水溜りが通れないので半日ほど探索で時間を潰す。
といってもいける場所はほぼ行っているので時間つぶしみたいなもんだけどな……
みんな、特にノー爺とアーシャの顔から不安がうかがえた。
さくらは比較的落ち着いているようだったし、コーエンはいつもどおりの無表情だった。
アーシャはおそらく単純に冒険者同士で戦うことに怯えているとして、ノー爺の心中は察するに余りある。
個人的な話だと思うので見せる予定のない日記といっても一応伏せておこう。

夜。水溜りの氷が厚くなってあの部屋へ行けるようになる。
踏み込んですぐ、一昨日と同じ殺気が俺たちにぶつけられる。
入ってきたヤツ全部に向けられてるんだろうけど、どうにも「俺たち」を標的にしてる気がしてならない。
それはきっと、俺達が最もこの先に行きそうだから、というのは自信過剰だろうか。
少なくとも、その意思があるように見えたらしい。すごく、光栄なことだと思う。
無数にいるとさえ思えるこの世界樹に挑む冒険者の中から俺達を標的にしてくれることが、本当に。

ゆっくりと歩みを進めると、遠めに銃士、確かライシュッツといったっけ。あの人の影が見える。
そんなことはしないだろうなと思ってはいたが、念のため急に撃たれるのに備え警戒しながら歩く。
近づくとそんなことはできるはずもなかった事に気づく。ライシュッツさんは目を瞑っていた。
「来てしまったのね」
その声に後ろを振り向くと、アーテリンデさんがそこにいた。
俺たちの警戒なんて何の意味もなかった。だってすぐ後ろにくるまで気づきもしなかったんだから。
そして、アーテリンデさんは語る。
この樹の上には伝承の城が確かにあること。
そこには支配者、空の王がいること。
空の王は志半ばで倒れた冒険者を……バケモノに変えて使役すること……。
彼女のギルドのメンバーが、この先で怪物となって冒険者を待ち構えていること……。

ノー爺のいった通り、エスバットには3人目がいた。
そしてその人は、最悪の形で俺たちの行く道にいるらしい。
アーテリンデさんは人でなくなってしまったその彼女を、それでも守りたくて、冒険者達を止めていたんだという。
俺は言葉を失う。
もちろん、他のメンバーも。
ただ、しばらくの沈黙の後ノー爺が口を開いた。
「で、いつまでそうするつもりじゃ?」
ライシュッツさんの目が鋭くなる。
「きっとその彼女は、お前さんたちよりも長生きじゃろう。お前達が死んだ後、お嬢ちゃんは大分後だとしても、ライ、お前さんはどんなに長くとも20年と持つまいよ。その後は、誰がその彼女とやらを守るんじゃ?」
アーテリンデさんの目は落ち込んだように下を向いた。
「せめて生きているうちはというのもよかろう……じゃが、ワシはそうは思わん。死者は灰に、思い出は胸に、そういうもんじゃろ。仮初の身体に偽りの命、そんなもんを肯定するなら、ワシャこの歳で最後の冒険に出たりはせんよ」
ライシュッツさんが武器を構え、慌てるようにアーテリンデさんがそれに倣う。
「ノージ、お前のいう通りかもしれん。しかし……」
「それでも、彼女を……あれは彼女なの……私の仲間なのよ!」
俺は無言で武器を構える。ほかの皆も同じく。
ノージが叫ぶ。
「ならば、どちらかが道を譲るしかあるまい!」
「来なさい、オーガ・サーカス!貴方たちの冒険はここで終わりよ!」
アーテリンデさんが泣きそうな声だったのは、きっと気のせいじゃない。



戦い終わって、膝をついた2人に辛うじて立っている5人が手を差し伸べる。
「まさか、ここまでとはね」
苦笑するアーテリンデさんと目を瞑ったままのライシュッツさん。
「俺たち、進むよ」
俺が言えたのはそれだけだった。なにを言っても彼女達を傷つける気がした。
「ええ、私達は負けたんだもの。でも、約束して」
俺は一瞬、この先にいる彼女を殺さないでといわれるんだと思ったが、そうじゃなかった。
彼女が俺に求めた約束はこの先にある城を見つけ、その中にいるであろう空の王、天空の支配者を倒すこと。
それはつまり、もうひとりのメンバーであるその人を倒してほしい。そしてその命を弄んだヤツも、同じようにってことだよな……
無責任に返事をしちゃいけないとは思ったけど、俺は自然に頷いていた。
だって、ここまでやっておいて先に進むのをやめるなんてもう出来ないだろ。
それに多分エスバットが妨害をやめればほかの冒険者もその彼女のところについちまう。
何も知らない冒険者にただの魔物として殺されるのは、あんまりだと思うし。

多分すごく重大なことを引き受けちまったんだろうなと思ったけど、俺達はいつも通り前に進むだけ!!



そう思ってないと足が止まっちまいそうだ。重いわ……
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| ノダ/ソードマン | 19:16 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑















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